au株主総会2013内容

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auが株主総会2013年の内容で最も注目されており、KDDIの営業でも重視されています。auの通信障害は8月に向けて暫定対策の部分がありますので、再発防止が経営課題の一つになっていますね。

(1)株主総会2013年の内容

株主総会が2013年も開催されましたが、業績が好調な企業と経営悪化の企業とかなりの差がでていますね。日本を代表する企業の株主総会について見ると、同じ東証一部上場企業であっても、情報開示姿勢に大きな差があることが分かります。

業績悪化の企業は、株主総会で役員退職金や経営方針の批判がされていますが、業績好調の企業でも業績目標未達の企業は株主に追及されていますね。

ソフトバンクの株主総会は、株主との質疑応答でよいと判断したサービスの取入れなどがありますので、個人株主にとっても株主総会が楽しみなのかもしれないですね。

(2)au株主総会のポイント

au株主総会2013内容について、2013年6月20日のITmedia Mobileが、KDDI、株主総会で4G LTE広告と通信障害について改めて説明を報じているので見てみましょう。
KDDIは、6月19日に第30期定期株主総会を行った。株主との質疑応答では、4G LTEの人口カバー率表記問題や通信障害に関連した質問とともに、KDDIの事業におけるUQ WiMAXの位置づけ、高齢者向けスマートフォンに関する要望が出された。
auの株主総会のポイントは、業績が好調ですが通信が不安定なことや、親会社KDDIの通信事業の位置づけなど株主からの要望が出ているようですね。

auの契約者数はiPhone発売をきっかけに好調が続いていますが、auスマホランキングで首位の理由は、通信品質の高さですので経営への影響を株主が心配していると言えます。

(3)KDDIの業績

  • KDDI連結営業利益が5127億円 前期比7.3パーセントの伸び
  • auの一人当たり通信料収入 月次ベースで底を打って上昇
  • UQ WiMAXが設立以来初めて単年度黒字を達成
  • じぶん銀行 口座数が150万口座、預金残高が5658億円と増加
KDDIの業績を見ると、主要子会社のauがiPhone販売により、契約者数の増加と通信料収入の増加を両立したことが業績に大きく貢献していますね。au2013年決算 利益と株価高い理由をまとめましたが、スマホが販売好調なことが最大の要因となっています。

(4)2013年経営の基本方針はauを重視

  • 通信料収入の拡大
  • auスマートバリューでユーザー数拡大
  • auスマートパスを起点としたビジネスの拡大で付加価値売り上げ増加
auの通信収入と顧客基盤が、KDDIの経営拡大の柱となりますが、KDDI JCOM子会社化TOBの結果が今期決算から大きく反映されますので、注目ですね。

(5)auの通信障害やLTEの誤表記

  1. 4G LTEの人口カバー率の誤表示と通信障害に関して、発生経過と再発防止策を説明
  2. iOSデバイスの4G LTEの人口カバー率誤表記で5月10日行政指導、5月21日措置命令
  3. 年末年始と4月中旬に起きた障害については再発防止策を実施し
  4. 4月末と5月末発生した障害は暫定対策で、8月末に向けて恒久対策
auはiPhoneやiPad発売が業績拡大に貢献していますが、言い換えると、関連するトラブルはブランド価値を大きく下げる要因になります。

auとソフトバンクはiPhoneやiPadの販売で大きく競合していますので、通信品質は非常に重要になりますが、通信障害の対策は終わっていないようですね。au LTE繋がらない障害理由を見ると、ドコモやソフトバンクにも通信障害のリスクはありますが、auは通信障害を繰り返している現状がありますね。

(6)株主がauのiPhone販売条件に言及

  1. iPhone 5は誤表記で販売が必要な厳しい販売条件だったのか
  2. UQ WiMAXは、セルラーデータ通信のオフロードに使っているいるだけではないのか
  3. WiMAX 2の新規周波数の割り当てに応募
  4. 帯域を確保してTD-LTE準拠のWiMAX 2として提供したい
  5. 2013年夏モデル URBANO L01が高齢者向けの端末
au利用者やKDDI株主にとって、iPhoneは最も気になることと思いますが、販売条件はアップルとの契約の関係上開示はできないようですね。au携帯電話契約者数2013年をまとめましたが、携帯電話契約者数が増加しており、iPhone販売は大成功であったことが分かります。携帯電話市場は初期投資が大きいですが、安定的に収益を稼ぐことができることに特徴がありますね。

auは株主総会で最も注目を集めていますが、KDDIの事業構造や経営戦略を考えると、今年度もauの経営資源を生かしてどのように業績を拡大するのか注目が集まっていますね。
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